Italy
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1
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1-1
0-0 |
1
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New Zealand
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ヤクインタ(PK) |
29' |
得点者
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7' |
スメルツ |
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FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
デ・ロッシ(イタリア) | ネルセン(ニュージーランド) |
初戦をドロー発進したイタリアの2戦目は、格下ニュージーランドが相手ということで勝利が求められる試合。
キックオフからパワーサッカーを全面に押し出したニュージーランドは、開始7分にセットプレーから先制点を挙げる。
ここからは露骨に引いて守るニュージーランドと、強引にその守備をこじ開けに行くイタリアという図式になったが、前半29分にデ・ロッシが倒されPKを貰いこれをヤクインタが決めて同点に追いつくのが精一杯だった。
今大会のイタリアはリアクションサッカーをするためのメンバーが揃えられており正直な攻撃しか出来ない。
スペースでボールを受けるような動きをする選手も少なければ、緩急をつけられるピルロが故障中でその影響は大きかった。流れを変えるためリッピは後半開始時にカモラネージ、ディ・ナターレを投入し、システムを4-4-2から4-3-3チェンジ。さらにはストライカーのパッツィーニを投入するなど手は打ったが、現有戦力でのアタック能力の限界を露呈した。
試合後に「運が無かった」と語ったリッピだが、前回王者としては恥ずべき試合を見せてしまった。
対して、抜群の集中力と気迫の守りを続けたニュージーランドは、自分達のストロング・ポイントをしっかりと分析した上で今できることを全て出し切り、決勝トーナメント進出への望みを勝ち取った。