グループリーグHの開幕カード、ホンジュラス×チリは、アグレッシブなサッカーとビエルサの戦術的交代策が光ったチリが1-0で勝利した。以下は、その試合でのチリ代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。

■No.1 クラウディオ・ブラボ 【GK】 6.0

仕事をする機会はほとんどなかったが、安定したプレイで守備陣に安心感をもたらした。後ろからのコーチングでも好影響を与えていた。

■No.3 バルド・ポンセ 【CB】 6.0

気持ちを前面に出した熱いプレイでチームを引っ張った。後半に入ってからは、3バックの中央に入り、守備陣を統率した。

■No.4 マウリシオ・イスラ 【RB】 6.5

右サイドバックと右ウイングバックをこなしたが、活動領域はサイドに止まらず、ペナルティエリア内ではシュートシーンも演出。チーム最高記録となる走行距離をはじき出した。

■No.8 アルトゥロ・ビダル 【LB】 6.0

対岸のイスラと比べると、動きの量は少なかったが、ボールを受け取れば確実に起点となっていた。左サイドから中央に切れ込むプレイスタイルは今後も彼の武器になりそうだ。

■No.6 カルロス・カルモナ 【DH】 7.0

カウンターケア、ボール奪取の面で大きく貢献。ホンジュラスの攻撃が完封されてしまった要因は、彼によるものも大きいだろう。

■No.7 アレクシス・サンチェス 【RWG】 8.0

FIFA.comユーザーが選んだMoMはボセジュールだったが、パフォーマンス全体を見れば、彼を差し置いてMoMはいないだろう。彼を止める手立てはホンジュラスにはなかった。

■No.10 ホルヘ・バルディビア 【FT】 5.5

ウンベルト・スアソが出場しなかったこともあり、3トップの前線で起用されたが、相手のDFラインとMFのラインの隙間を突いて攻撃にアクセントをつけた。だが、スルーパスの場面では味方とリズムのズレも。

■No.14 マティアス・フェルナンデス 【CH】 5.5

攻撃的なインサイドハーフとして前線に厚みを付けた。プレイスキックの場面では存在感を見せたが、ゴール前での活躍が欲しかった。

■No.15 ジャン・ボセジュール 【LWG】 6.0

チーム唯一の得点を上げた点は評価に値。だが、それ以外の場面では、オフザボール時のポジショニングや判断力の悪さを見せ、攻撃の流れをせき止めてしまうシーンも。ドリブル突破も鳴りを潜めた。

■No.17 ガリ・メダル 【CB】 5.5

全体的には可もなく不可もなくのプレイ。だが、前半途中には、ホンジュラスにPKを与えてしまいかねないアフタータックルもあり、ヒヤヒヤさせた。

■No.20 ロドリゴ・ミジャル 【CH】 5.0

マティアス・フェルナンデスと共にインサイドハーフを担ったが、ボールに絡むシーンや運動力の不足感は否めず、後半開始直後にはベンチに引き上げた。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手