グループリーグ1順目、屈指の好カード。攻守のバランスに優れるコートジボワールが試合を押し気味に進めたが、前回4位のポルトガルも守備で粘り強さを見せ、結局、両者譲らずのスコアレスドローに終わった。下記はコートジボワール戦でのポルトガル代表の出場選手を個別に採点したものである。
■No.1 エドゥアルド 【GK】 5.5
押されながらも致命的なピンチはなかったので、大きく評価されるような場面は無し。しかしミスはなく比較的安定。
■No.2 ブルーノ・アウヴェス 【CB】 7.0
センターバックとして中央の壁の役割をこなしながら、右から仕掛けてくるジェルヴィーニョの突破をもシャットアウト。90分を通してカバーリングを完璧に行った。素晴らしい働きだった。
■No.6 リカルド・カルヴァーリョ 【CB】 6.0
ブルーノ・アウヴェスほど目立ちはしなかったが無難にピンチを防いだ。
■No.3 パウロ・フェレイラ 【RB】 5.0
彼が起用されたと言うことは守備を重視したと言うこと。しかし、ジェルヴィーニョには何度もサイドを破られ、攻撃にも顔を出せず。ただ、サイドエリアのパートナーが守備をしないロナウド、ダニーであったことから、情状酌量の余地が大きい。
■No.23 ファビオ・コエントロン 【LB】 6.5
彼に期待されているのは攻撃力であるが、この展開の中で必要なプレーを頑張って全うしたことを大きく評価したい。彼の自分を抑えた頑張りなくしてこの勝ち点1はなかった。
■No.8 ペドロ・メンデス 【DH】 5.0
常に安定したプレーをする彼だが、今日はコートジボワールの攻撃に翻弄される場面も多かった。ただ、彼だけに守備のタスクが大きく任されていた部分も大きいため、赤点はつけられない。
■No.16 ラウール・メイレレス 【CH】 6.0
低調な攻撃陣のサポートに奔走。終盤には右サイドのカバーまでやらされ、目立つことはなかったものの、今日求められたプレーはしっかりとこなしていた。
■No.20 デコ 【CH】 4.5
守備のタスクはそれなりにこなした。後半にサイドに移って守備の立て直しに貢献したことは評価できるが、その後すぐ交代になっており得点には上乗せしにくい。
■No.7 クリスティアーノ・ロナウド 【RW】 4.0
守備を免除されていたにも関わらず結果を残せず。1つや2つ印象的なプレーはあっても、守備で味方の足を引っ張った上に点も取れないのでは話にならない。サーカス未満の存在であった。
■No.9 リエヂソン 【CF】 4.5
全く良いパスが出てこなかったことは同情できる。もちろん彼自身のパフォーマンスが良かったとはお世辞にも言えないが、この周囲の状況で結果を出すのは無理だろう。
■No.10 ダニー 【LW】 3.0
前半に守備をしなかったことで足を引っ張った上、後半に守備を求められたであろう状況でも自分勝手なポジショニングでチームを崩壊させた。それでもロナウドはシュートを打ったが、彼は何もなかった。試合に参加していないのと同じである。
■No.11 シモン 【LH】 6.5
難しい状況で投入され、引き分けという結果を得るために奔走した。狙われていた左サイドで激しく上下動しコエントロンを助けた。
■No.19 ティアゴ 【DH】 6.0
ピッチにいた時間は短かったが、崩壊しかけていた守備を引き締めるために投入された狙い通りのプレーであったといえる。目立たなかったが勝ち点1を得るのに貢献したといえる。
■No.17 ルベン・アモリム 【CH】 採点無し