来シーズンからプレミアリーグに昇格するウェスト・ブロミッチ・アルビオンは、すでに着々と戦力強化を進めている。前回のプレミア挑戦はわずか1シーズン(2008-2009シーズン)で終わってしまったが、今回こそはプレミアに定着すべく、各国代表クラスの選手を狙っている。
すでに移籍が決定したのはスティーヴン・リード。ブラックバーンからレンタルで加入していたが、この度WBAと2年契約を結び、正式にバギーズ(WBAの愛称)の一員となった。
スピードがあるため右サイドで起用されることも多いが、本来は中央でボールを捌き、自らもミドルシュートで得点を狙うタイプのMF。ミルウォール、ブラックバーンで合わせてリーグ戦252試合に出場しているが、ここ3シーズンはブラックバーンで出番を失っていた。2009-2010シーズンの最後の3カ月はWBAにローン移籍しており、このときの活躍がロベルト・ディ・マッテオ監督の興味を引いたようだ。ここまで、WBAでは右サイドバックで起用されている。
また、元スペイン代表のパブロ・イバニェスの加入も確実とスカイスポーツは報じている。2006年のW杯ではレギュラーとして活躍したパブロだが、2009-2010シーズンはわずかに7試合(うち先発は4試合)しか出場していない。パブロはすでにメディカルチェックのためにイギリスへ飛んでいるようだ。
空中戦の強さにかけてはスペイン指折りの長身CB。2004年にA代表デビューを果たすと、一気に代表の常連の地位を築いた。しかし、2007-2008シーズンあたりから「ボールがさっぱりつなげない」という欠点が露呈し、またトマーシュ・ウイファルシ、フアニートが加入したこともあって出場機会を失っていた。