Netherlands
2
2-0
0-1
1
Mexico
v・ペルシー
v・ペルシー
17'
41'
得点者
74'

J・エルナンデス

終盤に一点を返されたが、オランダが前半の内に奪った2点を守りきって勝利した。

しかし、“オランイェ”が順風満帆な状況にあるとは言えない。極東の代表チームが批難にさられているように、どこの国も大なり小なり問題を抱えているのだ。

発端は、先日、ファン・ペルシーが「ロッベン、スナイデル、ファン・デル・ファールトを併用するべき」だと持論を公に展開したことだった。2ボランチを敷き、司令塔タイプはスナイデルとファン・デル・ファールトのうちのいずれか、そして、サイドのFWにはウィングタイプは一人だけしか起用しないファン・マルヴァイクの戦術に異を唱えたとも言える発言は、「代表内に亀裂か」と大きな話題になったのだ。

他の代表メンバーや指揮官は、話が独り歩きしないように言及は避けているが、既に「代表内ではファン・ペルシーの意見に同調する派閥とその他の派閥に分かれている」とも噂されるほどの注目ネタとなっている。

かつて、「白人組対黒人組」の内部分裂や、当時監督を務めていたファン・バステンと一部の選手が対立したように、ピッチ外での話題提供を怠らなかった“オランイェ”だが、今回は早めに事態の収拾に努めたいところだ。

一方、メキシコは敗戦とはなったものの、エースであるハビエル・エルナンデスが久しぶりにゴールを奪った点は好材料。ここからの復調に期待したい。


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