Chile
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0
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0-0
0-2 |
2
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Cote D'Ivoire
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得点者
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65' 80+2' |
サグボ デブレ |
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コートジボワールがディフェンディングチャンピオンのチリを破り、決勝進出を決めた。お互いに慎重で消極的な戦術で望んだ中で、我慢を続けて少ないチャンスを結果に結びつけたのが勝因であった。
準決勝ということ、そして開幕から8日間で4試合目というハードスケジュールもあってか、どちらもキックオフ直後から守備を重視してプレイしていた。コートジボワールは、グループリーグ第3節でチリを封じたデンマークの戦術を学習したかと思わせるような、サイドバックは攻撃参加を控え、両サイドハーフも守備に帰らせ、ロングボールとドリブル突破でカウンターを行う形で戦っていた。一方チリもこれまでとは全く違う、2枚の守備的MFを起用した4-2-3-1で望み、こちらも信じられないことにロングボールを多用していた。
どちらかと言えば、不可思議なのはチリの方である。攻撃の人数も運動量もいつもより少なく、得意のパスワークが消え去っていた。体格に優れるコートジボワールのディフェンダー相手に狙って放り込むとは思えず、出し所がなかったのか、あるいはとにかく失点だけを避けたかったのか。攻撃に人数をかけすぎれば、身体能力に優れる相手の攻撃陣にドリブルを許してしまい、チリのディフェンスでは一対一になると勝てない。そういった考えがあった可能性は高い。確かにコートジボワールのドリブラーに対して、苦しみながらも何とか凌ぐだけの人数は揃えることに成功していた。しかし同時に試合は完全な我慢比べの展開になった。
そして守り合いの展開の中、先に崩れてしまったのはチリの方であった。65分、ペナルティエリアの左隅でゴウーにボールを収めさせてしまい、クロスを入れられてしまう。これをアバルカがヘディングでクリアを試みるも、強く当てることが出来ずに弱いボールとなる。この落下点に入ったサグボにボレーシュートを放たれ、ゴールを破られてしまう。
また、今日のチリの不可思議さはこの後にも見られた。ビハインドになったにも関わらず、いつものような怒濤のパスワークと動き出しが全く出てこなかったのである。原因は疲労なのか、あるいは試合開始時に守備から入ったためか、攻め方を忘れてしまったような戦いであった。点を取り返さなければいけないのにその気迫は全く感じられないまま、ロスタイムにカウンターを受けてデブレに追加点を許し、その直後に試合終了の笛を聞くこととなった。
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