現在、スイスでトレーニングキャンプ中のイタリア代表。

4年前に世界王者となったが、それ以降、世代交代が上手くいったとは言えず、「老いぼれ集団」と揶揄されるなど、彼らを否定的に見ている者も多い。

だが、当時の優勝を知り、今もなお不動の右サイドバックとしてアズーリに君臨するジャンルカ・ザンブロッタは、その考えに反論した。

「僕らは“老いぼれ集団”なんかじゃないよ。たしかに、4年前に優勝を経験した選手は9人残っている。だけど、比率的に考えると、ちょうどいい数字なんじゃないかな。現在のチームは若手とベテランが融合していて、みんな『やってやろう』という気持ちに満ちているんだ」
「個人的にも衰えは感じていないし、大会を楽しみにしている。まだまだ僕の足には力が残っていると思うし、チームに貢献できると信じているからね。僕のような30代の選手が多いと、どうしても懐疑的な目で見られてしまうものだ。でも、僕らはそういうことには慣れているし、そういう考えにどうやって付き合っていくかも知っているさ」

「イタリア代表は、期待されていない時ほど強い」と昔から言われてきたが、その伝統は今回も通じるのだろうか。

このスイスでのトレーニングキャンプが終了後、6月3日にメキシコと、その2日後にスイスとの親善試合を戦い、いよいよ9日から本大会に挑む。

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