ユース年代からその才能を注目されてきたポール・コンチェスキー。今季、彼が所属するフラムがヨーロッパリーグで準優勝という栄冠に輝いたこともあり、その評価は再上昇中。今夏に移籍が予想される人材の一人だ。そして、その移籍先に挙げられているのがバーミンガムである。
世界的にも有能な左利きのサイドバックは不足気味であり、そのポジションがチームの弱点となっているクラブも多いが、バーミンガムもその一つだ。
レギュラーを期待されたデイヴィッド・マーフィーは故障の影響で出場もままならず、シティからローンで加入したグレゴリ・ヴィニャルも戦力として見なされることはなかった。アレックス・マクリーシュが、本来はセンターバックであるリアム・リッジウェルをコンバートすることで守備組織の弱体化は免れたが、本職の左サイドバックを嘱望していることは言うまでもない。そして、そのファーストチョイスがコンチェスキーのようだ。
今季、プレミアリーグの台風の目となり、9位でフィニッシュしたバーミンガム。既にユナイテッドからベン・フォスター、NACからエンリク・バジェスを獲得しているが、更なる飛躍を伺う“ブルーズ”は、ウィガンのシャルル・エンゾグビア、ウェストハムのカールトン・コール、レンジャーズのクリス・ボイドなども狙っていると噂されており、注目を集めている。