HOME | SCORE | AWAY |
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アンジ・マハチカラ | 0-0 | クリリア・ソヴェトフ |
テレク・グロズヌイ | 0-0 | ロコモティフ・モスクワ |
スパルタク・ナリチク | 1-0 | ディナモ・モスクワ |
シビル・ノヴォシビルスク | 2-0 | ロストフ |
サトゥルン | 0-1 | ゼニト |
CSKAモスクワ | 3-1 | トム・トムスク |
アラニア・ウラジカフカス | 1-1 | ルビン・カザン |
アムカル | 0-2 | スパルタク・モスクワ |
首位ナリチクが今節もしぶとさを見せた。
対戦相手のディナモは4月27日、2006年から指揮を執っていたアンドレイ・コベレフを解任し、今年1月にFCモスクワが経営難でプレミアリーグから除外されたためフリーとなっていた、リーグ屈指の切れ者監督、ミオドラグ・ボージョヴィッチ(98年にアビスパ福岡でプレー)を招聘。就任初戦ということもあり手堅いメンバーで臨んだディナモに対し、押し気味に試合を進めながらもロシア代表GKガブロフの壁をなかなか破れなかったナリチク。しかし65分、一瞬の隙を突いてマリャロフがゴールを挙げると、この1点を守りきって勝利。ホームで確実に勝ち点3を上積みした。【動画】
ゼニト、CSKAモスクワ、ルビンの2位グループでは、同時刻に試合を行ったゼニトとCSKAモスクワが順当に勝利を収め、ナリチクをピタリと追走している。特にミッドウィークに行われたアウェイでのCSKAモスクワ戦に完勝したゼニトは、88分にベルギー代表DFロンバーツが決勝弾を奪取。カップ戦を含め6試合連続となる無失点で連勝を手にし、勢いを維持したまま5月6日の天王山、ナリチクとのホームゲームで首位交代を狙う。一方、ゼニトに敗れたサトゥルンは、開幕からいまだ勝ち星なし。最下位のシビルが今節ロストフを相手に今季初勝利を挙げたため、リーグ唯一の未勝利チームとなっている。
ルビンは、試合終了間際のカサエフのゴールで引き分けに持ち込み、ナリチク、ゼニトと共に無敗をキープした。相手GKのミスによる得点だったが、内容で劣っていてもきっちり勝ち点をものにするあたり、2連覇中のルビンらしい試合といえる。攻撃陣に故障者が相次いでいる現状のなかでも辛抱強く勝ち点を重ね、リーグ中断前の最後の試合、第11節のCSKAモスクワ戦に向けて調子を上げていきたいところだ。
また、昨季2位のスパルタクも、開幕戦でディナモに敗れて以降は負けなし。今節はアリ、ヴェリトンのブラジル人2トップが初のアベックゴールを決めて快勝。5位に順位を上げた。
ロシア期待の大型センターハーフ。技術的に突出したものがあるわけではないが、体の大きさやリーチの長さはそれだけで大きな武器。高さはもちろん、まずまずのボールスキルに展開力と運動量があり、攻守で働くことができる。その素質の高さは前代表監督のヒディンクにも評価され、出場は無いものの既にA代表へ招集されている。異常な小顔。
ロストフ
昨季14位。ここまで3勝1分け4敗とまずまずの成績を収めているが、開幕からの対戦相手はリーグで一番恵まれており、ルビン、ゼニト、モスクワ勢との対戦はこれから。リーグで2番目に多い13失点の守備をどうにかしなければ、順位が下降曲線を描いていくことは容易に想像できる。なお、ロストフには北朝鮮代表のキャプテン、ホン・ヨンジョが所属しているが、今季はまだ出場機会がない。