HOME | SCORE | AWAY |
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シビル・ノヴォシビルスク | 1-4 | CSKAモスクワ |
ディナモ・モスクワ | 1-0 | サトゥルン |
ロコモティフ・モスクワ | 2-1 | トム・トムスク |
スパルタク・モスクワ | 0-0 | スパルタク・ナリチク |
ゼニト | 0-0 | テレク・グロズヌイ |
ルビン・カザン | 0-0 | アンジ・マハチカラ |
ロストフ | 0-1 | アラニア・ウラジカフカス |
クリリア・ソヴェトフ | 1-1 | アムカル |
首位スパルタク・ナリチクの勢いが止まらない。
昨季2位のスパルタク・モスクワのホームへ乗り込んだ今節。25分に決定機をファウルで止めたコンツェダロフが退場し、10人で“モスクワのスパルタク”を相手にする苦しい展開。スパルタク・モスクワは後半から、今年1月にオランダのAZから獲得したFWのアリを投入。前がかりになって攻め立てるも、ナリチクの守護神、フィンランド代表フレドリクソンを中心とした激しい守備を最後まで崩せず、0-0のまま終了のホイッスルを迎えた。試合後に司令塔のアレックスが暴言で退場するなど、スパルタクにとってはストレスばかりが溜まった一戦。逆に、ナリチクにとっては前々節のアウェイでのルビン戦に続く、「勝利に等しい引き分け」となった。【動画】
2位グループでは、CSKAモスクワが最下位のシビルに完勝。ナリチクを追走する一方、ゼニトとルビンはホームで引き分け足踏み。また、ディナモ・モスクワがDFエプレアヌのゴールでサトゥルンを下し、開幕戦以来の白星を獲得。前節初勝利のアラニアは、13分に挙げたブルガリア代表イヴァン・ストヤノフの先制弾を守り抜き連勝。勝ち点を8まで伸ばし、中段グループの仲間入りをしている。
なお、先週のミッドウィークにはロシアカップも行われた。リーグ戦と違い、カップ戦は2009-2010という具合に年を跨いで開催されており、大会はすでに準決勝。まず、シビルがアラニアを相手にメドヴェジェフのハットトリックで勝利。ホームで先週末の逆天王山のリベンジを果たすと同時に、クラブ史上初の決勝進出を決めた。アムカルとゼニトの試合は、両者無得点でPK戦の末にゼニトが勝利。こちらは2002年以来の決勝進出となる。
ゼニト対シビルの決勝戦は、5月16日(日)、現地時間の14時(日本時間の19時)からロストフ・ナ・ドヌのオリンプ-2スタジアムで行われる。
身軽さと繊細なボールタッチが特徴の攻撃的MF。スルーパスが上手く、シュートのセンスも良い。左右どちらのサイドでも持ち味を発揮できることから、フィジカル的な貧弱さを含め、イスラエル代表のベナユンに近いイメージ。昨年9月5日のイタリア戦で、弱冠16歳で代表デビューを飾るなど、世界的にも注目を集めている。
スパルタク・モスクワでのユニフォーム表記は「Жано(ジャノ)」。
ゼニト・サンクトペテルブルク
昨季3位。2008年にUEFAカップを制したチームからアルシャヴィン、ティモシュチュクといった中心メンバーが去り、前ローマ監督スパレッティの下で新たなサイクルに突入。豊富なフリーランニングで動きを作り出すスタイルから、今季はよりシステマチックなサッカーを見せている。前節サイドアタッカーのラゾヴィッチとビストロフが負傷したが、ロジーナ、フスティという2人のレフティーも実力的に遜色はない。
トム・トムスク
昨季9位。2005年のプレミア昇格以降、10位前後をキープしており、ロシア・プレミアリーグでは“中の下”のクラブ。今季はここまで2勝3分け2敗だが、ルビン、スパルタク、ディナモ、ゼニト、ロコモティフと対戦していることを考えれば、上々の序盤戦といえるだろう。