CL準決勝1st.leg、バイエルンvsリヨン。
バイエルン側としては、結果こそは勝利で終えたものの、内容には不満が残ると言わざるを得ない試合となったが、指揮官ファン・ハールは満足感を感じたようだ。
「とても満足しているよ。今夜、我々の強さはヨーロッパに届いたはずだ。10人で11人相手に試合を支配出来たんだしね」
「もし、リベリが退場していなかったら1-0以上の結果となっていたように思う。我々がゲームをコントロールしていたし、彼が健在であれば、10人で11人を相手にしていた時よりも多くのチャンスを作れていたはずだ」
「(トゥラランが退場となり)10人対10人になってからは、私はマリオ・ゴメスを入れて、どんどんゴールを狙っていこうと考えた。結果的には多くのチャンスを作りつつも、1ゴールで終わってしまったが・・・、まぁ、悪くない試合だったと思う」
対する敗軍の将となったクロード・ピュエルは、試合を冷静に分析。
「言い訳するつもりはない。アウェイゴールという貴重なものを手にすることは出来なかったが、まだまだ勝ち上がるチャンスはある」
「スタートこそ良かったのだが、簡単にボールを失い過ぎた。後半戦は完全に“回されっぱなし”だったという印象だ」
「リベリの退場は、こちらに流れを引き寄せられるきっかけになり得たのだが、我々も退場者を出してしまい、結果的には10人対10人になってしまったことは残念だった。今夜のリヨンは、10人で戦えるような力を持っていなかったからね」
まったく思うようにならなかったこの試合を踏まえ、2nd.legまでにリヨンがどう改善してくるか。ピュエルの対応策にも注目したい。