ホームでバルセロナを3-1で粉砕したインテル。名采配が光った指揮官は自身のチームを称賛した。
「言うことなし。文句なしの出来だった」
「相手チームをよく研究し、試合に向けて準備をしてきたが、選手達が見せてくれたメンタリティーやアビリティーは本当に素晴らしかった」
前半19分、バルサのペドロに先制点を許したが、モウリーニョはまったく不安視はしていなかったようだ。
「ベンチではそんなに多くのことを考える余裕はないよ。それに、いかなる状況になろうとも、とにかく前を向いてプレイするだけだ。それが“精神力”というものだと思う」
「我々はミスを犯しゴールを許してしまった。ミスの原因はわかっているし、許されるべきことではなかったと思っている。だが、逆に大きな問題を犯してしまったのはバルサのほうだった。そのゴール以後、彼らは混乱に陥っていたように感じた。我々は、チャンスを伺いながら、積極的にロングボールを放り込み、2点目に結び付けた。本当によくやったと思う」
司令塔であるチャビ、絶対的エースであるメッシにマンマークを付けるのではなく、組織で対抗したインテルは紛れもなく称賛に値するだろう。
「昨日、私は話しただろ?マンツーマンなんて行わないって。チャビやメッシを潰すために9人vs9人にするなんてことはしたくなかった。11人vs11人で戦いたかったからね」
「我々がやろうとしていたことは、各ライン間の距離を詰めて、相手にスペースを与えず、そして、プレスをかけてボールを奪うというものだった」
「勝利の要因は、その狙いが素晴らしい選手達によって実行されたということに尽きる。もちろん、細かいところで試合の流れを変えた選手達の高い個人技を忘れてはならない。本当に素晴らしい能力をもった選手達だよ」
自身の目論見が、戦術遂行能力の高い選手達によって達成され、終始ご満悦の様子でSky Sportsのインタビューに応じたモウリーニョ。2nd.legでの戦い方にも注目が集まる。