今週水曜日に行われた、トッテナムvsアーセナルのノース・ロンドン・ダービー。

逆転優勝を狙うライバルクラブの夢を打ち砕いたのは、この日がプレミアリーグデビューとなった、ダニー・ローズの一振りであった。

先発出場するだけではなく、クラブ史に残るような鮮烈なデビューゴールを奪い、チームに勝利に大きく貢献した、“新たなワンダーキッド”は、試合後、メディアに取り囲まれ、興奮しながらこの日の出来事を振り返った。

「正直言って、(スターティングメンバーに選ばれた時は)困惑したよ。僕は、ノース・ロンドン・ダービーにレドナップによって放り込まれた感じだった(笑)」
「12歳の頃、今日みたいに20ヤードから離れたところからゴールを奪ったことがあるけど、この日のゴールはそれとは比較にならないよね。この11年間、リーグ戦においてまったく勝てなかったアーセナルを打ち負かすきっかけとなったんだから」
「ゴールを奪った直後は、一体自分が何をしたのかわからなくなって、とにかく、走ったんだ(笑)観にきてくれていたお父さんを探したかったしね。だけど、試合はすぐに再開しちゃって・・・。でも、なんとかコーナーに行った時に見つけられたよ」
「僕達が相手にボールを奪われ過ぎていたことをかなり心配していたこともあって、ハーフタイム中は、ハリーは僕のゴールについて、これといって何も言ってくれなかった。けど、試合後には『すごいゴールだったな!すごいゴールだったな!すごいゴールだったな!』って何度も何度も繰り返し言われたよ笑」

大事な試合の時、強敵を相手にした時に活躍できた選手は“何かを持っている”と形容されることがあるが、少なくともダニー・ローズという10代の若者はその条件をクリアした。後はこれがフロックでないことを証明するだけだ。

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