創設年 | 1991年 |
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ホームタウン | 愛知県名古屋市 |
ホームスタジアム | 名古屋市瑞穂陸上競技場 |
収容人数 | 20,000 |
監督 | ドラガン・ストイコビッチ |
2009年度順位 | 9位 |
URL | http://nagoya-grampus.jp/ |
“妖精”が再び名古屋に舞い降りてから3年目の今年。チーム史上初となるリーグ優勝という夢が正夢となりそうだ。バヤリッツァ、吉田が抜けたディフェンスラインには、闘莉王、千代反田というJ屈指のディフェンダー新たに加入。千葉へ移籍した山口のポジションには、元コロンビア代表でもあるダニルソンを獲得。さらに、前線には得点を奪えるヤング・アタッカー、金崎もやってきた。ベースをキープしつつ、更なるクオリティーアップに成功した感のあるメンバーは、昨季と比較すると、4割ほど総合力が増したように見える。 適材適所に好タレントを配置することを可能とした、2010グランパス。その完成系には注目が集まるばかりである。
名古屋の代名詞となりつつある重厚なサイドアタック。今年は、その特徴を踏襲しつつ、もう1ランク、2ランクアップを狙ったフットボールを目指すようだ。フォーメーションは、 4-3-3へ本格的チェンジを図り、新加入のダニルソンをアンカーの位置に置き、ケネディ、玉田、金崎、小川、マギヌンという多士済々の面子がチャンスメイクとゴールメイクを企てる。 無論、この新システム挑戦には否定的な意見も多い。集結した才能を余すことなくピッチに散りばめるには、打ってつけの並びではあるものの「日本人にこのサッカーは難しいのでは?」という声があるのも事実だ。とはいえ、批判を払拭するサッカーをJの舞台で見せて欲しいところである
ストイコビッチが求める人材を確保した今、ベクトルは頂きへと定まった。史上最高のメンバー達に求められるタスクはタイトル獲得。それは目標でなく、ノルマと言えなくもない。「修正を加えるよりも、これまでの2年間で積み上げたものを、さらに進化させて磨き上げたい」、「見ている方もプレイしている選手も楽しめるフットボールを」とその願望を口にする指揮官の要求に応えるだけでのメンバーは揃っているのだ。 しかし、その一方で批判的な考えも存在することに触れたが、階段を3段飛ばしするほどの大きなジャンプを求めるにはそれなりのリスクを抱えている。段階的ステップアップを飛び越しての大ジャンプ。その結果は果たして・・・。