創設年 | 1955年 |
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ホームタウン | 神奈川県川崎市 |
ホームスタジアム | 等々力陸上競技場 |
収容人数 | 25,000 |
監督 | 高畠 勉 |
2009年度順位 | 2位 |
URL | http://www.frontale.co.jp/ |
ここ数年の課題だった、中盤の底と左サイドバック。前者においては、中村、谷口という中盤の2枚看板の攻撃力を生かすため横山や寺田をアンカーで使ってきたが、元々センターバックの彼らに攻撃面で大きな期待はできず、守備でも機動力がないため活動域は限られていた。また大宮へ移籍した村上が奮闘していた左サイドバックも、他の上位クラブに比べて見劣りがしたことは否めない。その両ポジションに今オフ、稲本、小宮山という代表クラスの選手を獲得。コーチから再昇格した高畠監督と共に、悲願の初タイトルをチームが完成したといって良いだろう。懸念があるとすれば、村上が担っていた「ムードメーカー」の不在か。
昨季と同じく、3トップで開幕を迎えることになりそうだ。去年の開幕戦では、ヴィトール・ジュニオールをトップ下、中村と谷口をダブルボランチで使い、前の4人と後ろの距離が離れてすぎてしまった。ただ、代表召集や怪我でレギュラーが揃って練習することができなかった点は気になるが、ジュニーニョとレナチーニョの守備意識は去年一年で格段に増しており、1年前のようなことにはならないはずだ。 とはいえ、課題はやはり守備。0-2で敗れた先日のACL、城南一和戦のように、攻撃的な両サイドバックの裏を突かれる形はJ1でも十分想定される。自慢の攻撃力を維持したまま守備のバランスを如何にして保つか。これが今年のテーマとなる。
目標は「優勝」。この二文字だけだ。ところが今季初戦の城南一和戦で中村が顎を骨折。2ヶ月近く戦列を離れることとなった。さらに、ジュニーニョも右ふくらはぎの肉離れが悪化。今月中の復帰は難しいと見られており、川崎はいきなりチームのベストプレイヤー2人を欠く困難な状況を迎えている。代役は田坂と黒津が有力だが、2年目の登里がオフから調子の良さを伺わせており、開幕戦では黒津に代わって先発することも考えられる。 苦しい序盤戦の鍵を握るのはレナチーニョか。川崎の雰囲気が気に入り、1年間のレンタル契約延長を決めたブラジル人アタッカー。今年もその得点力を発揮して、お気に入りのチャントを等々力に何度も轟かせたい。