創設年 | 1957年 |
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ホームタウン | 大阪府大阪市 |
ホームスタジアム | 長居スタジアム |
収容人数 | 47,000 |
監督 | レヴィー・クルピ |
2009年度順位 | 2位 (J2) |
URL | http://www.cerezo.co.jp/ |
大分へ移籍したFW森島の移籍金が未払いだったことから、大分から4選手(元・日本代表MF家長、MF清武、MF高橋、DF上本)が加入。そのほかには、ジュビロからGK松井、ガンバから(元・日本代表)FW播戸、FC東京から(元・日本代表)DF茂庭を獲得。新戦力はいずれも、J1チームからの補強で、日本代表3名を含む実力者が揃ったと言える。
外国人枠には、日本代表入りも期待されたFWカイオがレンタル期間終了でブラジルへ帰国してしまったが、無名ではあるもののFWアドリアーノら質実剛健な選手を獲得。地味ながらクルピ監督らしい補強と言える。その反面、DF江添らが富山へ、DF平島が徳島へと馴染みの深かった選手が新天地を求めた。
プレシーズンでは2トップも試されたが、主力組は3-6-1が基本形であり、昨年と大きくは変わらないだろう。攻撃面の戦力は非常に厚い。トップに小松、アドリアーノ、播戸、トップ下には、香川、乾、家長と代表クラスの誰かが控えに回ることとなり、高いレベルの競争が発生し、誰が出場してもクオリティは低下しない。
毎年、弱点と見られていた守備陣も上本、茂庭の加入で大きく向上したが、新加入選手が多いだけに連携面では不安が残る。事実、大阪学院大との4試合では3失点を喫している。特に右サイドの選手は不足しており、3バックで高橋か酒本を、右ウイングバック、4バックの場合は酒本を使っているが、ここは鍵になりそうだ。
2005シーズンには最終節まで優勝争い(5位)、2006シーズンに一転J2へ降格と、不安定なチームという印象はかねてから強い。J2時代も好不調の波が大きく、十分な実力と戦力がありながら順位があと1歩伸ばせずに3年間苦しんだ過去もある。
悪しき歴史を払拭するためには、攻撃陣の活躍が必要不可欠か。特にFマリノス時代には活躍できなかった乾、日本代表歴はあるが久々のJ1となる香川といったメンバーにかかる期待と重圧は大きい。個に左右されやすいサッカーを志向しているだけに、主力の出来=チームの浮沈を握るといっても過言ではない。J1復帰1年目の今年は、焦らずにまずは残留を勝ち取り、あわよくばその上を狙うほうが無難か。