12月23日
マーク・ヒューズが突然解任され、ロベルト・マンチーニが監督に就任したマンチェスター・シティ。クレイグ・ベラミーがさっそくマンチーニと衝突したと報道されている。マンチーニは22日の練習で全員に2回のハードトレーニングを課したが、膝に故障を抱え軽いトレーニングを予想していたベラミーは1時間半が経ったところでコロ・トゥーレ(背中を負傷していた)とともにギブアップ。ベラミーは、マンチーニが自分の怪我を把握せず、気付きもしなかったことに怒っていると伝えられている。
ベラミーとトゥーレ、さらにシェイ・ギヴンはヒューズの突然の解任に怒り、3人の他の選手を率いて(名前は明らかではない)チーフ・エグゼクティヴのギャリー・クックに詰め寄ったとされている。
12月23日
さらに同日、シティは新聞各紙に対し、練習の取材を禁止した。ヒューズ解任に対する各紙の否定的論調が「選手を動揺させる恐れがある」ためだという。
12月24日
マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、シティのヒューズ解任に対し怒りをあらわにした。「到底受け入れられない振る舞いだ」とシティ首脳陣の非常識を非難し、「20試合負けていようが2試合負けていようが関係ない。礼儀というものがあるんだ」と述べた。
そのファーガソンは先日、「ファーガソン一派」の会食にウィガンの新任監督、ロベルト・マルティネスを招待した。サム・アラダイス、スティーヴ・ブルース、デイヴィッド・モイーズ、ピーター・リード(ストークのアシスタント。元サンダーランド監督)らイングランド北西部の有力監督を集めたこのグループは、「ロスタイムならぬファーギー・タイム」「審判もFAも言いなり」と名高いファーガソンの政治力を示しているともっぱらの噂である。
12月26日
マンチーニはヒューズ政権下でレギュラー争いに苦しんだロビーニョに対し、「私たちは状況を変えたいんだ。ロビーニョは良い選手だから」と述べた。ヒューズの愛弟子であり、早々にマンチーニと衝突して移籍を考えているとも伝えられるベラミーが左アウトサイドのポジションを失うのも時間の問題と考えられる。

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