別頁でも取りあげているが、様々なゴシップ話を提供するプレミアリーグ。今、最もまことしやかに囁かれている移籍ゴシップがルート・ファン・ニステルローイ(Ruud van Nistelrooy)のプレミアリーグ復帰話である。
そして、その移籍先は、驚くことにマンチェスター・ユナイテッド時代にライバルとして戦ったアーセナルが有力とされている。
不動のエースへと成長したロビン・ファン・ペルシ(Robin van Persie)が足首の靱帯を痛め、全治4ヶ月という診断を受けてからというもの、明らかに一時の勢いが失われたアーセナル。彼の座を埋めるかと見られていたニクラス・ベントナー(Nicklas Bendtner)までも負傷に泣かされ、現在の前線の選手層は貧弱この上ないのは周知の通りであるが、この事態を重く受け止めたアーセン・ベンゲル(Arsene Wengel)が「今冬の移籍市場でフォワードにテコ入れを施すことは確定的だろう」との予測がDaily Mirror誌を中心に発信されている。
この一連の騒動に関して、ベンゲルは「今、12月が始まったところであるが、1月も同じような状況であれば考えなくてはならない。しかし、ワールドクラスの選手を獲得することでチームを強化する必要はあるだろうが、それを夢見てばかりはいられない。彼らが欧州大会での出場がなく、移籍金がかからない選手である必要があるからね。まぁ、サンタ・クロースからいいプレゼントがあることを期待することは間違いないだろうが。」とジョーク交じりに切り返したが、つまりは、大金が生じる可能性が高い、ヴォルフスブルクのエディン・ジェコ(Edin Dzeko)やトゥールーズのアンドレ=ピエール・ジニャック(Andre-Pierre Gignac)、ボルドーのマルアーヌ・シャマフ(Marouane Chamakh)がロンドンに訪れる可能性は限りなく低いということか。たしかに、金銭面を考えると、元オランダ代表のエースに触手を伸ばすほうが現実的であり、プレミアリーグ経験者という観点から見ても、獲得に踏み切りやすいとは言える。今季のチャンピオンズ・リーグで出場経験があり、欧州の舞台で起用することは難しいが、ある程度の計算が立てられる人材として、格好のターゲットであることは間違いない。
無論、元アーセナルのマーティン・キーオン(Martin Keown)とピッチ内外で一悶着を起こした歴史もある、ファン・ニステルローイに対し、ガナーズ・サポーターが寛容的な態度を取るかどうかは不明だが。


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