第四回~ 南米編(1)

今回からは2度にわたり南米編。メッシの生まれ故郷アルゼンチンとライバルのブラジル、この2カ国だけでも10人以上の有力株がいることは想像に難くないが、悩みに悩みぬいて1名ずつを紹介する。それだけに、こいつはやばいぜよ。

名前
マティアス・デフェデリコ*1
Matias Adrian Defederico
国籍 アルゼンチン
生年月日 1989/1/1
身長/体重 171cm/69kg
所属 コリンチャンス(ブラジル)所属

*1デ・フェデリコ(De Federico)と通常記載されるが、本人曰くDe とFedericoの間の離れていないという。

ウラカンで2007年にデビューし、2009年にレギュラーを掴む。アルゼンチン国内では当時のウラカンを率いていたカッパ監督とデフェデリコ、パストーレを軸とする攻撃的サッカーが話題になり、チームは2位へ躍進。しかし、その裏でクラブは財政難に苦しんでいた。給与が未払い状態の中で、今年の夏、“ブラジルのチェルシー"ことコリンチャンスがパス(保有権)の60%を約5億円で買い取り、デフェデリコを獲得。9月24日に行われた宿敵サン・パウロとの“パウリスタ・ダービー"でデビューを飾った。

代理人のラバル氏曰く「公式なオファーはない」とのことだが、コリンチャンス移籍前にはバルセロナ、リヴァプール、マンチェスター・シティ、ラツィオなども興味を示していたという噂で、移籍金は600~800万ユーロ(日本円で10億円前後)と見られている。デフェデリコ本人もウラカン時代から「国外移籍を通して家族により良い暮らしをもたらしたい」と話しており、アルゼンチン人ではあるが一旦ブラジルを経由して欧州へ進出する“テベス・ルート"での移籍は濃厚と言えるだろう。(テベスも、ボカからコリンチャンスを経てイングランドのウェストハムへ移籍した)

デフェデリコのプレースタイルは、顔にモザイクをかけてプレーを見せればメッシと言われても何も不思議ではないほど、生粋のメッシスタイル。左足が得意、小柄、敏捷なドリブルが特徴という共通点は勿論のことだが、それ以上に相手のDFを2人3人と抜くときのアイデア、GKとの1vs1でのゴールへのアプローチの仕方など、プレー中の思考・判断が何よりそっくりだと言える。アルゼンチンで“新しいメッシ"と称されるのも必然というものだ。

2009年5月のパナマ戦でA代表デビューを飾ると、初得点も記録。来年、デフェデリコが南アフリカの舞台で躍動するかも知れない。