ドルトムントは今年の5月29日に、ドイツの防衛装備・自動車部品メーカーラインメタル社と3年間のスポンサー契約を結んでいる。
ラインメタル社はドイツを代表する軍需企業であり、日本の自衛隊にも90式戦車搭載の120ミリ砲などの装備を供給している。また、ウクライナ紛争をはじめとする近年の国際情勢の悪化も相まって、今年度の同社の業績は過去最高を見込まれている。
ドルトムントのサポーター団体は21日、このスポンサー契約に対して抗議する声明を発表した。声明では、ドルトムントの訴求力を利用し、武器会社のイメージ改善に寄与しようとしているチームの経営陣に対する非難が述べられている。
アメリカの大手通信社『AP通信』によると、ラインメタル社とのスポンサー契約についてチームはファンに一切相談しておらず、サポーター団体は「物議を醸すこの決定がファンには意図的に隠されていた」と述べている。
サポーター団体は、24日に実施されるフランクフルト戦で抗議活動を行うことを呼び掛けている。
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