今夏にEUROを開催するドイツは、先日暫定的な招集メンバーを発表した。

そのうちの9人は移民系の選手だが、『WDR』が4月に行った調査では、国民の21%がもっと白人が多い代表チームを見たいと回答していたという。

そうしたなか、ドイツの公共放送『ARD』が放送するドキュメンタリーで、ヨナタン・ター(現レヴァークーゼン)、ゲラルト・アサモア、シュコドラン・ムスタフィがドイツサッカー界で経験した人種差別について語ったそう。3人はそれぞれコートジボワール、ガーナ、アルバニアにもルーツを持つ。

『WDR』の調査では、支持政党によって回答に明確な差が見られたという。極右とされるAfDの支持者は、ほぼ半数にあたる47%がより白人的なチームを望んでおり、左派とされるBSW支持者だとその値は38%ほどだった。

ただ、今回の調査では大多数(65%)が、より白人的な代表チームが見たいという意見に反対・もしくは強く反対と答えたという。

回答者の66%が代表チームの構成を肯定的にとらえており、ドイツ代表に移民出身者が多く含まれていることをいいことだと考えているとのこと。

AfDの広報担当者は「我々はトーマス・ミュラーであるとともに、ターであり、イルカイ・ギュンドアンでもある」、「(ドイツにおける人種差別は)それほど重要な問題ではない」、「(今回の調査結果は)移民とネイティブとの違いではない。活躍している選手としてない選手との差だ」とコメント。

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一方、EUROの候補メンバーに名を連ねているターは、「我々はワンチームであり、夏にはドイツ代表として一丸となった成功を収めたい。そう、我々はミュラーであり、ターであり、ギュンドアンでもある。そして、全員一丸でひとつの目標を追い求めている」と話しているそう。

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