元日本代表DFの田中マルクス闘莉王は、自身が運営しているYoutubeチャンネル「闘莉王TV」を20日に更新した。

今回のインターナショナルマッチウィークで、日本代表チームは21日と26日に北朝鮮との2連戦を行う予定となっている。

しかしながら、26日に開催される敵地での試合については北朝鮮への経済制裁などの問題によって放映権取得が不可能となっており、テレビでの放送が予定されていない。

いかなる放送においても日本からは代表チームのワールドカップ予選が見られないという状況であり、今のところはその交渉の進展についても出されていない。

その事実に対し、闘莉王は以下のように話していた。

「サッカーを通してみんなに少しでも喜ばしい時間を与えられればいいのに、そういったことでストップされる。スポーツが邪魔されている。

経済的、政治的な問題で自分たちのやってることを全く外に見せなかったり。スポーツはそういうものではないと感じます。

昔でいえばアントニオ猪木さんが北朝鮮に行って、いろんなことを話してくれたりしていた。ただ純粋に考えると、ただ単にサッカーを見て喜びたいだけの話なのに、そういったものがあると少し悲しい。

今はYouTubeや有料放送であったりとか、そのようなことも含めてお金があまりにも影響しすぎているのかなという感じがします。

移籍金がとてつもない金額になったり、放映権が高騰したり、純粋なスポーツとしてのサッカーが邪魔されているのかなと。

『日本代表の試合は必ず一般的なテレビで放送しないといけない』という契約も作るくらいのことはやった方がいいのかなと思います。

日本サッカー協会は、日本代表なら親善試合であっても必ずテレビで放送しなきゃいけないというルールを作ってほしいですね」

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闘莉王はシリア戦に続いて日本代表チームの試合が日本で放送できない状況が続いたことに苦言を呈し、サッカーがお金や政治に振り回されている現状を憂いていた。

それを避けるために日本サッカー協会には「かならず日本代表チームの試合はテレビで放送する」という契約を何らかの形で結んでほしいと要望していた。

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