かつてAFCチャンピオンズリーグを制覇するなどアジア最強のクラブとして知られた中国の広州FC(旧広州恒大)」。
しかし不動産バブルの終焉によって親会社の恒大グループが経営難に陥り、クラブへの資金注入が滞ることに。
さらに新型コロナウイルスによる世界的大流行でリーグの開催自体が中止されるなどの影響も重なり、サッカーの面でも凋落の一途を辿った。
今季開幕前には給与や移籍金の滞納によってクラブの解散も近いと伝えられていたが、最終的には中国サッカー協会の審査を経て参加が認められ、2部にあたる甲級リーグに参戦することになった。
ただ、選手については全員がサッカースクールやアカデミー所属のプレーヤーで構成されており、現在2部でも下位に沈んでいる状況となっている。
そして今回『微博』が伝えたところによれば、広州FCには先日FIFAから「新しい選手の登録禁止処分」が言い渡されたとのこと。
その理由は、これまで所属していた選手に対しての給料がまだ支払われておらず、外国人選手との給与を巡る調停で敗訴したためであるそう。
広州FCはその巨額の滞納分を支払うことができなかったためFIFAに最終的な判断を仰ぎ、最終的には補強禁止処分という形で制裁を受けることになったようだ。
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広州FCはすでに全員が内部からの選手で構成されていることからこの補強禁止処分が大きな影響を及ぼすことはないが、当該の制裁が「すべての滞納分を完済するまで」となっており、今後の状況が不安視されているようだ。
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