デンマークの放送局「TV2」のレポーターが、カタールW杯の警備員に脅迫される事件があったという。

「TV2」のレポーターであるラスムス・タンソルトは、火曜日にカタールで生放送のニュースに出演している際、警備員に撮影を止めるように通告された。

それに対してタンソルトは撮影の許可証を見せたものの、警備員は「撮影を止めなければカメラを破壊するぞ」と強い口調で迫った。

ただ、タンソルトは英語で「壊したいのならそうすればいい、カメラを壊すと脅迫しているのか」と抵抗していた。

【動画】撮影中にカタール当局の摘発を受けるレポーター

生放送中に起こったトラブル。その模様は大きな物議を醸しているという。

『Daily Mail』によれば、その後タンソルト氏はカタールの当局から謝罪を受けたという事実を明かしたとのこと。

ラスムス・タンソルト

「カタールのトップからのメッセージが全ての警備員に届いているわけではないと思う。

状況を誤解している人がいると主張することはできる。ただそれと同時に、カタールがどのような国であるかを語っているものでもある。

自由なメディアとして報道を行えば、攻撃や脅迫を受ける可能性があるということだ。ここは自由で民主的な国ではない。

世界の100カ国を訪問してきた私の経験は、それを示している。隠さなければならないものがあればあるほど、そこから報道を行うのは難しくなるのだ」

なお、アメリカの記者であるグランド・ウォール氏もこの事件を受けて「今日メディアセンターで写真を撮影しただけで警備員から削除命令を受けた」と証言しており、報道の自由がないという訴えが相次いでいるようだ。