ロシアへの経済制裁が行われることを受けて、チェルシーの保有権を売却する方針を固めたというロマン・アブラモヴィッチ氏。イギリスで所有している別荘などの不動産も処分を検討していると言われており、その買い手を探している状況だという。
実際に2日にはチェルシーの公式サイトでアブラモヴィッチ氏が声明を発表し、「クラブの利益のために売却することを決めた」と宣言されている。
Statement from Roman Abramovich.
— Chelsea FC (@ChelseaFC) March 2, 2022
そして『Daily Mail』によれば、現在そのチェルシーの買収に動いているというのがスイスの大富豪ハンスヨルグ・ヴィスであるという。
ハンスヨルグ・ヴィスは今年86歳になる実業家で、1977年に医療機器メーカーの『Synthes USA』を設立した人物。
骨折を治療するためのネジやプレートを開発したことで世界的に重要な企業となり、2012年には『Johnson&Johnson』に197億ドルで買収されている。
その資金を元に投資家や慈善活動家としても動きを見せており、10年以上に渡って10億ドルもの寄付を自然保護活動に費やしてきた。
総資産は51億ドルに及ぶと言われる彼が、今回『Brick』に対して以下のように話したという。
ハンスヨルグ・ヴィス
「アブラモヴィッチはイギリスですべての別荘を売ろうとしているし、チェルシーも早く手放したいと考えている。
私と他の3人がチェルシーを買収しないかと提案を受けている。パートナーとともにチェルシーで仕事を始めることは想像できるものだ。
しかし、まずは現在の状況を調査することだね。そして言えることは、1人ではやれないという点だ。
チェルシーを購入する場合は、6~7人での投資家で構成されるコンソーシアムを作る」
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果たして、今後チェルシーは誰の手に渡ることになるのだろうか…。
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