エレガントな守備でかつて世界最高のセンターバックと評価された元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ。

ラツィオで若き主将に君臨した後、ミランではスクデットやビッグイヤーなどを獲得した。ただ、勝者のメンタリティーが植えつけられていた当時のミランでは、自分は単なる一選手に過ぎないと痛感させられる出来事があったそう。

盟友ファビオ・カンナヴァーロとのInstagramライブ配信でこんなことを口にしていたとか。

アレッサンドロ・ネスタ

「ミランでは、ただ勝つことを考えなければいけなかった。

UEFAチャンピオンズリーグで優勝した後、これで自分は10年安泰だと思った。

その翌年の夏、ミランはヤープ・スタムを獲得したんだ。自分はすぐにこのメッセージを理解したよ。

ここでは、一選手がクラブ以上の存在になることは決してないのだとね」

2002年にミラン入りしたネスタはいきなりCL優勝を経験。これで10年間はポジションは約束されたと思っていたものの、2004年のスタム加入でそれは思い違いだと思い知らされたという。

マンチェスター・ユナイテッドでも活躍したスタムはオランダ史上最高のストッパー。190cmを超えるサイボーグのような体格を誇り、ハードな守備だけでなく、右サイドバックもこなせる圧巻の運動能力を兼ね備えていた。

そのスタムがジダンを刈った渾身の鬼タックルがこれ。

デカいのに速い!そして、恐い…。

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31番のイメージもあるスタムはラツィオ時代にはどっかん系のフリーキックをぶち込んだこともある。