『National Public Radio』は31日、「サッカーでの衝突による脳への悪影響は、男子よりも女子選手に大きいことが判明した」と報じた。

サッカーは脳震盪を起こすリスクがあり、また頭で意図的にボールを動かすスポーツでもある。

頭部へのボールの継続的な衝撃は脳に悪影響があることが判明しており、認知力低下や慢性外傷性脳症を引き起こす可能性が高まる。

今回、そのサッカーによる弊害は男性よりも女性により大きな影響を与えることが判明したという。

この研究は『Radiology』の論文で発表されたもの。

2013年から2016年にかけて98名のアマチュアサッカー選手を調査したもので、対象は男性49名、女性49名、平均年齢は25.7歳となっている。

女性の脳が男性よりも脳震盪のリスクがわずかに高いことはすでに知られていることだが、今回はそれよりも低レベルの衝撃に関する発見が重要だという。

報告によれば、女性の脳は男性に比べて「低いレベルの反復性衝撃」に敏感であることが分かったとのことだ。

アルバート・アインシュタイン医科大学の神経科学者であるマイケル・リプトン氏によれば、この原因についてはまだ不明であるという。性ホルモンの相違、あるいは体重や頸部の筋肉量の問題とも推測されており、今後それらについての研究が進められるようだ。

ただし、リプトン氏によればこれは決して「サッカーをすることが健康に悪影響があるという意味ではない」という。そのリスクは決して高いレベルのものではなく、運動をすることはその悪影響を大きく上回る好影響を脳にもたらす。

この研究は、よりサッカーにおけるリスクを低下させる手段を講じるためのものであり、現状に警告をするような意図ではないとのことだ。