イングランド4部、プリマス・アーガイル対ウィコム・ワンダラーズ戦での出来事が話題になっている。

ウィコムのGKバリー・リチャードソンが46歳にして、11年ぶりに試合に出場したのだ。

彼は普段はGKコーチも務めている人物で、ベンチ入りこそしてきたが出場はずっとなく、実質的には引退状態にあった。ウィコムは今年に入って、正GKだった22歳のGKマット・イングラムをQPRに売却。この試合では20歳のGKアレクサンダー・リンチが先発するも、開始15分ほどで負傷交代になり、急遽リチャードソンに出番が回ってきたのだ。

実に2005年以来となる実戦であったが、リチャードソンは相手の攻撃を無失点で凌ぎ、1-0の完封勝利に貢献してみせた。相手のプリマスがホームで得点を奪えなかったのは、今季初めてのことだったそう!

試合後、ウィコムのギャレス・エインズワース監督はこう述べていた。

ギャレス・エインズワース(ウィコム・ワンダラーズ監督)

「アレックス・リンチを開始20分で失った後、選手たちは本当にハードに戦わなくてはならなかったし、GKのバリー・リチャードソンは出来る限りボールを弾き飛ばしてくれた。

彼はウィコムでプレーした最年長選手になった。そして、クリーンシートをやった。今季プリマス(のホーム)でそれをやったのは彼が初めてだと思う。

とはいえ、今後数週間で彼を先発させようとはしないよ!」

ちなみに、リチャードソンは両チームの監督より年上。そんな彼がプロデビューしたのは1989年。『BBC』ではその当時のことを振り返っていた。

当時の首相はマーガレット・サッチャーで、ヒットチャート1位だったのは、Black Boxの名曲『Ride On Time』!

なんとも夢のあるというか、感慨深い出来事であった。